昨日は上の子の誕生会でした
うちの子たちは二人とも夏休み中に誕生日を迎えるのですが、夏休み前(=こちらの学年度末)はイベントが多すぎて忙しいので、できれば夏休み後にしたい。
下の子は小学校卒業で、みんなバラバラになってしまう(進学先が違う)ので、頑張って(親が笑)夏休み前にやりましたが、上の子のお友達はほとんど同じ学校で進級したので、転校した他のお友達とも集まれる同窓会も兼ねて、夏休み後にやることになりました
私自身は、見知らぬ人との社交イベントが苦痛だと感じるタイプなので、欧州のパーティー文化は苦手
夫の友人の誕生会や義理ファミリーの誕生会に参加したりもしますが、私にとっては完全アウェイ
(小さなパーティーはいいのですが、知らない人ばっかりの大きいパーティーは本当に困る)
本当に、この人たちは何歳まで誕生会を開くんだろうかと、毎回白目をむきたくなります……
なので、子供たちの誕生会ですら、(何歳まで家でやるの……)と思っている私。
美術館なんかのパーティープランや、パーティー会場を利用するのがラクなのですが、素朴な手作りパーティーが好きな夫は、商業施設のパーティーは反対派🥳
夫の反対を押し切って、何回か動物園や博物館などでもやりましたが、ケーキを持っていかないといけないところもあったりして、結局、家でやるのもあんまり変わらないかなと、私の気持ちも和らいで……。
最近は、子供たちも大きくなったので、外の商業施設でのイベント(下の子は今年はエスケープルーム)と、家でのパーティーを組み合わせる形に落ち着いています。
まさに、私たち夫婦のそれぞれの好みの折衷案
上の子は、陶器の絵付けをする施設を予約して、みんなで出掛けて行きました。
面白かったのは、今年は招待者の顔ぶれが、いつもとちょっと違うこと
何回か書いていますが、上の子には「キラキラ女子」(4人)と「オタク女子」(2人)の二つのグループの親しいお友達がいます。
そのグループ同士は交わらないのと、オタク女子グループは誕生会をしないので、いつもは「キラキラ女子」グループだけを招いていたんです。
でもOberstufe(後期課程)に進級して、キラキラ女子グループの半分が転校してしまったので、オタク女子組と残りのキラキラ女子組の間で交流が生まれ始めたらしい
そんなわけで、今回は初の試みとして、両グループのお友達を呼んだというわけなんです。
14歳のバルーンでお出迎え
パーティーの準備を見ていても面白くて、「ティアラはオタク女子チームは嫌がるかなぁ」とか、「この景品はオタク女子たちは欲しくないかも」とか、パーティーがキラキラ寄りになりすぎないように調整してたり
上の子と早めに7人分のテーブルセッティングをしたら、夫が「みんなが来る前にここで仕事する予定だったのに!」って怒って揉めたり
(カフェでもどこでも行けばいいのに〜)
キラキラ女子とオタク女子の違いが、プレゼント交換の場で顕著に出てたのも面白くて。
キラキラ女子たちからは、まさに「キラキラ」なプレゼントを次から次へともらう。
彼女たちはパーティー慣れしているので(&買い物好き)、プレゼント選びも楽しみの一つ
こまごました、女子力が高い、かわいいギフトが「こんなにたくさん」って、こっちが恐縮してしまうくらい、大量に集まってくる!
コスメグッズや美容グッズなんかも。
それに対してオタク女子チームは、一人はラッピングもしていない、むき出しの漫画本2冊。
もう一人は、手作りの、日本のお寺や神社で売っている形のお守り
(この二人とも、生粋のオーストリア人です)
とにかく、この2グループが両極端すぎて、見ていて面白かった
お守りを作ってきた子は、学校で「なんで陶器のお店に現地集合じゃなくて、家で集合なの?」って聞いてきたんだって。
そこでキラキラ女子が「だって、プレゼントとかがあるから、一度家に荷物を置くんだよ」って代弁してくれたら、「え? プレゼント、持っていかないといけないの?」って言ってたらしい。
上の子は「別に無くてもいいよ」って言ったらしいけど、キラキラ女子たちが「えー、普通プレゼントは持っていくでしょー!」ってなっていたんだって。
ちなみに、オタク女子の名誉のために書いておくと、彼女は夏休みにパリに旅行していて、上の子はパリのお土産をもらっていたんです。
ショッピングに全く興味がなく、物欲もない彼女。
お土産あげたんだから、それでいいでしょ?ってことだったらしい。
でも、そんな彼女が、わざわざお守りを作ってきてくれたなんて、可愛すぎる
上の子は手作りのお守りをとっても喜んで、私に「見て! 日本のお守り作ってきてくれた!」って。
私もその完成度の高さにびっくりして、「えー! すごいね!」って言ったら、その子もニコニコ
そして、もう一人のオタク女子からもらった漫画本の一冊が『進撃の巨人』の英語版だったのですが、キラキラ女子チームはもちろん、「なーに、それ?」って感じ。
そこで上の子が「ここね。お母さんが食べられちゃうんだよ」って、そのページを見せると、キラキラ女子たちも大盛り上がり
「どーいう本よ! お母さんが食べられるってー‼︎」って、ひとしきり盛り上がってました。
コスメとか女子力高いグッズで盛り上がっている時は、オタク女子たちは飽きちゃって、勝手に違うことしてたり
反対に、漫画の話で盛り上がってる時は、キラキラ女子たちが飽きちゃって、音楽を流し、歌って踊ってディスコタイムになってました
なんか全然タイプの違う子たちが、それぞれマイペースに、でもそれなりにみんなで仲良くしていて、微笑ましかったです
家での余興は、ボードゲームのDixit(ディクシット)。
ディクシットについては、この記事で熱く語っています
家にあるゲームで、上の子を除いて6人が一度に遊べるゲームはこれしかなかったのですが、結果、面白かったみたい。
これを遊んで順位を決めて、勝った順から景品(日本で買ってきた品の詰め合わせで、「ディズニーランド」「ディズニーシー」「文房具」「面白雑貨」「かわいい雑貨」「美容雑貨」にジャンル分けしてある、中身の見えない福袋形式)を選べます。
この景品も、オタク女子とキラキラ女子のバランスを考えて、上の子が悩みながら買い揃えていました
14:00に集合してスナックを食べ、陶器の絵付けから帰ってきたらゲームをして、夕食を食べ、プレゼントを開け、ケーキを食べ、解散は21:00過ぎ。
公式には20:00までにしていて、残りたい子は、親がOKだったらもっといてもいいよって形にしていたら、みんな21時まで残ってた
最後は寒い中、テラスで盛り上がっていました 若いってすごい。(下の階への騒音が気になるから、テラスに行ってくれて良かったけど)
ケーキは上の子と、ラズベリー入りのチョコシフォンケーキを焼きました
チョコがけは雑ですが、私にしてはまぁまぁ可愛くできて満足
でも、上の子がロウソクを刺したら、安定のカオスに